実績データをシミュレーションに反映し、より実現性の高い施工計画を策定。
今井産業株式会社は、島根県を拠点に、土木・建築工事、不動産業、リサイクル事業を展開する総合建設会社です。地域社会への貢献を重視し、豊かな自然資源を活かして、持続可能な未来の実現を目指しています。工事技術や不動産開発、環境保護を通じて、地域と共に成長し続ける企業です。
島根県、日本
元請
道路工事
「Smart Construction Fleet」で運搬実績データを取得しました。「Smart Construction Fleet」は、ダンプトラックに専用デバイスを設置するか、専用アプリをインストールしたスマートフォンを車内に置くだけで、運搬の走行ルートや積込・荷下時間、周回数などを自動的に記録可能なサービスです。
今回の取り組みでは以下の4ステップを通して施工計画を精緻化しています。
たとえば、当初の計画では「場内ルートBにおいて10tダンプトラック4台が37周回」と算出されていましたが、実際の運搬実績データでは41周回となっていました。シミュレーション結果(37周回)を実際の運搬実績(41周回)に近づけるため、積込時間や荷下時間などの条件を見直し、再度シミュレーションを行いました。その結果、実績の周回数とほぼ一致する、より実現性の高い計画が得られました。
このように、実績データをもとに計画をブラッシュアップすることで、計画と実際の現場状況とのギャップを最小限に抑えることが可能になります。さらに、今後の計画変更や工程調整の際にも、高い信頼性をもってスムーズに対応できるようになります。