現場の水の流れを可視化し、台風に備える。
島根県を拠点とする総合建設会社、今井産業株式会社が進める道路工事では、台風10号のような大規模台風接近時に、急激な降雨による法面の崩壊や土砂流出が懸念されていました。降雨時の水の流れが事前に把握できれば適切な対策を講じることが可能ですが、従来はその流れが可視化できなかったため、対策の実施が困難でした。
現場の最新の3次元地形データを「Smart Construction Edge」で取得し、それを「Smart Construction Simulation」にアップロードすることで、台風接近前に想定される降雨量に基づいた水の流れを可視化できます。このシステムを活用して水の流れシミュレーションを実施し、事前に集水箇所を特定することで適切な対策を講じました。その結果、降雨後の作業でボトルネックとなり得る法面の崩壊や土砂流出を未然に防ぎ、作業員の安全確保とダンプトラックの走路確保を実現しました。
今井産業株式会社は、島根県を拠点に、土木・建築工事、不動産業、リサイクル事業を展開する総合建設会社です。地域社会への貢献を重視し、豊かな自然資源を活かして、持続可能な未来の実現を目指しています。工事技術や不動産開発、環境保護を通じて、地域と共に成長し続ける企業です。
島根県、日本
元請
道路工事