スマホ3次元計測で、測量にかかる時間を削減。さらに本社側の管理も楽に
建設現場における測量作業は、プロジェクトの根幹を支える重要な業務です。しかし、従来の測量機器は大型で、持ち運びが困難であるという課題がありました。特に、レーザースキャナーは、ケースだけで2ケース分ものサイズがあり、三脚も大きいため、斜面などの不整地での作業は作業員の大きな負担となっていました。
また、測量作業には時間がかかり、準備に半日を要することも珍しくありませんでした。その間、他の作業員は待機する必要があり、現場全体の作業効率を著しく低下させていました。さらに、現場の進捗状況の把握も困難でした。会議での報告や、担当者が自ら現場に足を運んで確認する必要があり、リアルタイムな状況把握が難しい状況でした。
これらの課題は、現場の作業効率を低下させるだけでなく、プロジェクト全体の遅延にもつながりかねない深刻な問題でした。
これらの課題を解決するため、現場では革新的な3D計測システム「KUMAP」と「クイック3D」を導入しました。「KUMAP」は、誰でも簡単に測量できる操作性を実現し、現場に到着後すぐに測量を開始できるため、作業時間の短縮に大きく貢献しました。
また、「クイック3D」は、ダッシュボード上で現場の進捗状況をリアルタイムで管理できるため、現場にいなくても状況を把握できるようになりました。これにより、迅速な意思決定や的確な指示が可能となり、現場全体の効率化に大きく貢献しました。
「KUMAP」と「クイック3D」の導入により、測量作業と現場管理は大幅に効率化されました。測量準備にかかる時間が大幅に削減され、工数もカットできたことで、作業員はより重要な業務に集中できるようになりました。
また、現場の進捗状況をリアルタイムで把握できるようになったことで、現場管理者は迅速な意思決定や的確な指示が可能となり、現場全体の生産性が向上しました。これらの成果は、プロジェクトの円滑な進行に大きく貢献し、企業の競争力強化にもつながっています。
三浦建設株式会社は、青森県田子町を拠点に、土木工事や防災工事などを行う建設会社です。 昭和24年の創業以来、地域に根ざしたインフラ整備を通じて、豊かな地域づくりに貢献しています。 ICT施工などの新技術も積極的に導入し、品質の高い施工と効率化を追求。 これからも地域社会とともに歩み続ける企業です。
青森県、日本
元請
小規模土工