土木の施工計画はAIでスマートに作成

AIによるベストな施工計画を 「1兆通り」もある運土計画から最適解を瞬時に

 デジタル空間上に現場を模擬的に再現 

施工計画を事前検討

従来の「経験」や「時間」を必要とする施工計画検討プロセスをSmart Construction SimulationはAI技術を使って飛躍的に効率化。3次元データ(地形・設計)と現場条件を基にデジタル空間上に現場を再現し、作業の効率や進捗を事前に検討して施工計画を立てましょう。

 時間がかかる施工計画はもう終わり 

AIで最適解を計算

土量計算や稼働予測をSmart Construction Simulationはシステム内で計算してくれるため、手作業で計算するよりも断然早く結果が分かります。また従来の検討プロセスで1~2週間かかる検討プロセスがSmart Construction Simulationでは最短1日という短時間で様々なパターンを比較検討でき、より最適な施工計画を立てられるようになります。

施工計画時間の比較例:大規模造成工事
(50万m³程度を想定)
これまで
1~4週間
これから
数分~数時間
設計変更時も
短時間で
検討可能に
AIが作業量を
約1/50
に削減

さあ、AIで施工計画を作ってみよう

データ準備

施工前もしくは施工途中の現場の3次元地形データと完成形の3次元設計データをSmart Construction Simulationにアップロードします。

3次元設計データ
3次元地形データ
運土計画

1 現場条件
出入口・土取り場/土捨て場を地図上で選択し、施工のスケジュールを設定します。

2 施工区画
アップロードされた地形と設計データを基にAIが自動で工区(エリア)を特定し、切土盛土量を計算、そして施工工区の自動分割を行います。

施工順序

膨大な組み合わせパターンがある中、AIを用いて、最効率になる土配先・施工順序を自動算出し、アニメーションを作成します。

Smart Construction Simulationは見積時に必要な運土量・距離を速やかに算出でき、さらには見積後、施工計画立案時は起工測量データを反映し、短時間で最新地形を考慮した施工検討を実施可能になります。

また「この山を小段2段分切ったら何㎥になるんだろう」といった疑問も、Smart Construction Simulationではカーソルを合わせるだけで確認できます。

機械配置

1 建機設定
運土計画や施工順序が決まったら、それを満たす適切な建機編成を見つけましょう。まずは現場で使用予定の建機編成をそのまま選択します。

バケット容量:1.4㎥ / 機械質量:35t
8台
ブレード幅:2710mm / 機械質量:10t
3台
ローラー幅:1200mm / 機械質量:10t
2台
積載量:20t
43台

2 建機シミュレーション
建機シミュレーションでは現場の制約条件を理解した上で、走行ルート・積込場・荷卸場をできるだけ現実に近い形で再現します。現場再現が終わったら、計算を実行しましょう。

計算が終わると概算の総コスト及び施工終了年月日が結果として出てきます。またダンプトラックや建設機械の稼働率も確認でき、稼働率が低い場合は運行予測アニメーションでダンプトラックの渋滞箇所などを見つけ、走行ルートの変更検討も可能です。

さらに、ダンプトラックや建設機械の能力値をデフォルト値から実際の能力値に設定することでさらに精度が上がります。

このプランでは停滞しない走行ルートに変更しダンプトラックの稼働率を上げた結果総コストも工期も短い結果となりました。

3 高速PDCA
車両動態管理システムSmart Construction Fleetのデバイスやモバイルアプリをインストールしたスマートフォンを現場のダンプトラックに装着するとリアルタイムで現場全体の動きをモニタリングでき、走行履歴も自動で記録されます。

記録された走行履歴はSmart Construction Simulationに連携され、自動で予実比較が可能になります。また、予実の差分を分析し、速やかな対策による高速PDCAが可能となることで、常に高効率な現場を維持できます。

施工前でも、施工中でも
何回でもシミュレーションを

見積
設計数量算出および提案資料に
施工計画
日々の施工計画の確認に週次・月次・設計変更時の再計画検討時に
施工中
仮設計画の立案時に運土、施工順序、機械配置の計画時に関係者間の計画検討時に

現場を止めないための
業界最高水準のサポート体制

1
0120-445-538
受付時間 平日8:00~18:00
2
LINEによるサポート
受付時間 平日8:00~18:00
3
FAQサイトで確認
パソコンやスマホからいつでも検索
4
リモートサポート
対応ソリューション
・Smart Construction 3D Machine Guidance
・Smart Construction 3D Machine Guidance Flex
・Komatsu Intelligent Machine Control

お客様の声

株式会社村上工業
村上 出帆

Simulationを活用したことにより最適なダンプ台数を検討することができました。幹線道路上での工事のため交通量も非常に多く、ダンプが滞留することによる危険性が懸念されていましたが、滞留が発生することはなかった為、検討の効果を発揮できたのではないかと思います。

(株)阿部土建
阿部 智宏

計画段階で公道での渋滞発生の可能性が確認できました。そのデータを元に仮設道路の設置方法を立案し、複数パターンのシミュレーションで比較することで最適な運行計画を立案することができました。着工前の近隣住民に向けた説明会でも、現場をデジタルで再現することで理解度の高い説明ができました。

株式会社三幸工務店
河合 尚幸

今回工事は、交差点が3か所あり、往路と復路でルートが異なるなど、複雑な走行条件の下では、所要時間の予測が難しかった。従来では、自分の経験と勘から決定していた走行ルートやダンプ台数を、まず若手にSmart Construction Simulation上で可視化してもらい、自分がアドバイスをしながら運搬計画を行うことで、若手への技術伝承にも活用できた。

上武建設株式会社
細井戸 宏至

高速道路工事でこの商品を活用しました。この工事では、複数個所に土砂を搬出するのですが、制約条件が多く運搬計画を立てるのが困難でした。今までは自分で車を走らせてサイクルタイムを決めていましたが、Simulationがあれば事前にどこで運搬ダンプの滞留が発生する可能性があるかの見当がつけられるので助かっています。もちろんシミュレーション通りにいかないこともありますが、計画の妥当性を一人の頭の中だけでなく全員で共有し議論できるのも利点です。